新築でも油断禁物!?お風呂場のカビ対策とは?

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梅雨のこの時期、湿度が高くジメジメしていて、ただでさえ気分は晴れないのに室内やお風呂場のカビの問題で悩んではいませんか?

毎年、梅雨のシーズンになるとカビ取り剤のCMなども増えていますが、日本の場合、高温・多湿な気候のため、カビに関する問題は一時的ではありません。

 

また、特にお風呂場は年中高温・多湿にさらされているので、梅雨の時期だけ対策をすれば良いという訳でもありません。

しかも、新築だからといってカビ対策をしないのは危険!なのです。

カビはアレルギーの原因ともなり、健康被害の問題も発生するのです。

そこで、今回は、カビの撃退方法から、カビが発生しない予防方法まで、NHK番組ためしてガッテンでもおすすめされていた、手間もお金もほとんどかからないお風呂場のカビ対策方法をご紹介します。

 

カビによる健康被害

カビには様々な種類があるが、アレルギーや感染症、中毒を引き起こす場合もあります。

また、カビはダニの餌にもなり、ダニが繁殖しやすくなるので、放っておくのは危険です。

ましてや、小さな子供や高齢者と共に生活しているのであればなおさらです。

 

でもうちは新築だから大丈夫…

新築住宅では24時間換気システムや浴室の防カビコーティングをしているからといって、掃除方法やメンテナンスの仕方によってはすぐにカビが生えてしまうこともあるのです。

カビに対する正しい理解と、正しい掃除方法を身に着けましょう。

 

カビの種類と繁殖条件

住宅で見られる主なカビの種類は黒カビと青カビです。

黒カビは、クラドスポリウム(Cladosporium)といい、浴室や壁など、結露の多い場所に発生し、青カビは、家具や押入れ、畳など、湿度の高い場所に多く発生します。

また、カビは温度が20℃~28℃の間で活動がピークになり、湿度が60%になると活発化し、80%になるとあっという間に増殖します。

 

カビのもととなるカビ胞子は、一般的な住宅の空気中には、1立方メートルあたり約300個~500個あると言われています。

そして、番組では、この空気中に漂っているカビ胞子は、家のどこかに定着すると、10000倍もの大きさに成長すると言っています。

 

つまり、カビ胞子はどこにでも存在すると言えるし、新築だからと言って、一度でもカビ胞子を家の中に連れ込んでしまえば、次々に増殖してしまう可能性はあるのです。

新築に引っ越す際に、前の家で使っていた風呂桶やシャンプーボトルなどのお風呂道具も、カビを除去しないままでは、新しい家にも持ち込んでしまうことになります。

 

お風呂掃除の間違ったカビ取り方法

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お風呂場のタイルの目地やゴムパッキンに対して、多くの人は市販の塩素系カビ取り剤を使用しカビ取りをしていると思います。

塩素系カビ取り剤はとても強力なため、カビを殺すと同時に漂白作用で白くキレイになるのでとても便利です。

しかし、塩素系カビ取り剤で一時的にキレイになっても、しばらくすると、また同じ様な場所にカビが発生していませんか?

そして、そのしつこいカビを見るたびに、次第に躍起になり、ブラシなどで力強くこすったりしていないでしょうか。

実は、この「力強くこする」行為が、逆にカビが生えやすい環境作りをしていたのです。

 

本来、カビは簡単に洗い流せる

浴室のタイルや壁、ゴムパッキンは本来ツルツルした表面をしているので、カビか付着したとしても、簡単に洗い流せるのです。

しかし、ゴシゴシと力強くこすってしまうと、表面にミクロの傷がたくさんついてしまい、その傷にカビの胞子と水分が入り込み、カビが深くまで成長し、定着してしまうのです。

 

カビ取り剤でキレイになるのは表面だけ

番組では、スタッフが5年前に建てた家のお風呂が紹介されていました。

このスタッフは、カビを生やすまいと、毎日ゴシゴシとこすって掃除をしていたため、浴槽のゴムパッキンに黒カビが発生してしまったそうです。

そして、そのゴムパッキンを切り取り断面を見てみると、カビ取り剤を使用した直後は、表面は白くキレイになっているものの、ゴムパッキンの深い部分(0.2~0.3ミリ)には、カビが残っていました。

つまり、カビ取り剤の届かないところで、カビが繁殖していたということです。

カビは表面だけではなく、深いところ、内側へも成長していたのです。

 

カビは50℃のお湯で死ぬ

番組では、湿度1%の超乾燥状態やマイナス7度の極寒状態で実験し、カビの様子を観察していましたが、カビがなくなることはありませんでした。

しかし、40℃、45℃、50℃の熱を加えた場合に、50℃でカビがなくなることを確認しました。

お風呂場のカビは、意外にも熱に弱く、50℃のお湯を5秒間シャワーでかけるだけで死んでしまうそうです。

ただ、これは表面のカビが死んだだけで、ゴムパッキンなど、中に入っているカビに対しては、50℃のお湯を90秒間かけると良いそうです。

 

お風呂場のカビ撃退方法と予防方法

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カビ撃退方法

①50℃のお湯を90秒間かける

これで深くまで成長していたガンコなカビも死滅する。

やけどに注意しながらまんべんなくシャワーをかける。

 

②市販のカビ取り剤でカビの黒ずみをキレイにする。

カビは死滅しても黒い色はそのままなので、強い漂白作用でカビの黒ずみをキレイにする。

もちろんここで絶対こすってはいけない。

それでも黒ずみが残ったり、気になる場合は、市販されている目地修正ペンなどのグッズを使う。

 

カビ予防方法

①1週間に1度、50℃のお湯を5秒間かける。

これで2度とカビが生えてこない様に予防する。

通常のお風呂掃除でもゴシゴシと強くこするのは厳禁!

水滴はできる限り除去する。

 

見落としがちなお風呂場天井のカビ対策

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お風呂場の天井はなかなか掃除しづらい部分ですが、水滴の跡にはカビが繁殖しやすいので、放っておくとカビの胞子が天井から降ってきて、浴室中にカビが生える原因になってしまいます。

しかし、天井にお湯をかけるのはやけどの危険があるので、掃除用ワイパーなどを使い、ペーパータオルに消毒用アルコールを付けて1ヵ月に一回程度拭くことがおすすめです。

 

新築住宅で長く快適に暮らすために

慣れない新居での掃除は簡単ではないでしょう。

新築住宅や新しい家に引っ越し、新しい生活が始まっても、近所付き合いや、ローンなどのお金の問題、学校や子供にかかわることなど、すぐには落ち着かないものです。

だからといって、掃除を疎かにするわけにはいきません。

家でのカビに関する問題は、大抵の場合がカビが発生し、定着してしまい、黒カビなど目に見えるようになってから気づくものです。

しかし、カビが生える前からしっかりと50℃5秒のカビ対策をしておけば、健康被害やカビの発生を心配することはありません。

また、カビが初めから根付かなければ、強力なカビ取り剤も使用しなくて済みます。

薬品を使わず、クリーンな住宅環境で長く健康に過ごせる様、カビ予防を徹底しましょう。